五健整骨院世田谷本院スタッフからの豆情報


呼吸法

人間が生命を維持する為に最低限必要なことは、呼吸・食事・睡眠であり、その後に運動がある。
呼吸は常に行っている生命活動であり、その大切さは普段忘れがちである。しかし、人間が病気になったり体調不良を訴えるとき、その呼吸は必ずと言ってよい程崩れているものである。逆を返せば呼吸を安定させコントロール出来たとしたら病気知らずでいられるとも言えるのである。
呼吸法には大きく2つに分けて胸式呼吸と腹式呼吸とがある。各種の健康体操やヨガでも聞くところのものである。
胸式呼吸とは息を吸うとき胸を膨らませる呼吸法で、腹式呼吸とは息を吸うときお腹を膨らませる呼吸法である。

三焦(さんしょう)の呼吸

東洋医学では体幹を胸と上腹部(みぞおちからへそまで)と下腹部(へそから下)の3つに分けてそれぞれ上焦・中焦・下焦としてあわせて三焦という。
三焦はそこにある内蔵の活動に大きく関連を持っている。すなわち三焦をコントロールすることは内蔵機能をコントロールすることでありコントロールする方法として呼吸法を使うことが出来る。
上焦呼吸とは、まさに胸式呼吸であり肺・心臓(循環器・呼吸器)をコントロールする。
中焦呼吸は、腹式呼吸の一部であるがお腹のへそより上を膨らませる呼吸法で胃・肝・脾(消化器)をコントロールする。
下焦呼吸は腹式呼吸でもへそより下を膨らませる呼吸法で腎・膀胱(泌尿器・生殖器)をコントロールする。この下焦呼吸は自分で意識しないとなかなか行えない呼吸法で腰痛などはこの呼吸法をする為の筋肉が弱くなったときに起こりやすい。

三焦の呼吸のやり方

上焦呼吸

三焦の呼吸のやり方:上焦呼吸仰向けに寝て、脇を90度広げて肘を90度上へ曲げる。床から腕を少し上げて、高さを変えずに鎖骨の動きを意識しながら吸う時に胸を膨らませる。




中焦呼吸

三焦の呼吸のやり方:中焦呼吸座布団を背中の下に引き、仰向けに寝て両腕をまっすぐ上に伸ばし、床から少し上げた位置で吸う時に腕を耳に近づけながらお腹の上部を膨らませる。





下焦呼吸
三焦の呼吸のやり方:下焦呼吸両膝を立てて仰向けに寝る。膝の間にボールや座布団を挟み、息を吐く時に股の力でつぶすように両膝に力を入れ、腰を床に押し付ける。さらにお尻を持ち上げると効果的。吸う時は脱力しお腹の下部を膨らませる。



各症状を見極めて呼吸法を選択して行うと身体を自由にコントロールすることが出来るようになる。ちなみに、各呼吸法がマスター出来たなら是非総合的な三焦の呼吸法を試してもらいたい。一回の呼吸ですべての呼吸法をするもので、最も難しいと思われるが一般的に普段からこの呼吸法をすることが健康維持、病気予防につながると考えられる

三焦の呼吸のやり方 三焦の呼吸のやり方 三焦の呼吸のやり方

膝を立て仰向けに寝る。呼吸を吸いながらお腹の下部から上部へ波をうつように膨らませ、続けて胸いっぱいに吸い込む。胸に吸い込むとき、両腕を真上に持ち上げるとわかりやすい。吐くときはお腹の上部から力を入れ、ゆっくりと腰を床に押し付けながら腰骨が床についたと思ったら、お尻を上げていく。以上を繰り返し行う。


呼吸法による健康法は古来より中国の古典・仏典等に書かれ、日本でも禅僧 白隠禅師の『夜船看和』等の書物に残されている。伝統的で最近見直されてきているものである。

うまくコツをつかめない方や呼吸法と東洋医学的な考え方について、もっと詳しく知りたい方は当院にご来院下さい。

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